大東流合気柔術

大東流合気柔術は、

流祖新羅三郎義光よりはじまり、

会津の武田家に伝承された武術です。

その特徴は素手で、敵を怪我させることなく無抵抗化して、制圧する古武術です。

【琢磨会について】

琢磨会は、大東流合気柔術中興の祖である武田惣角先生より免許皆伝を允可された久琢磨先生を中心に、その門弟達が集まって設立された武道団体です。

【琢磨会の歴史】

昭和2年（1927）久琢磨先生は石井光次郎氏の世話で東京朝日新聞に入社する。その後大阪朝日新聞の庶務部長の職に就く。

その頃の大阪朝日は新聞社に暴徒が乱入するといった事件があり、その対策の為に社員から武道の素養のある者を集めて自警団を設けることとなった。その指導の為に東京から植芝盛平先生を招き大東流合気柔術を学んだ。

やがて昭和11年6月に武田惣角先生が来阪し、久先生は直接指導を受けることとなる。

昭和14年（1939）3月26日、久先生は武田惣角先生よりその門人中唯一の免許皆伝を允可される。

昭和34年（1959）7月、久先生は石井光次郎氏の後援と関西財界有志の支援により、「関西合気倶楽部」を設立、後進の指導に当たる。

昭和43年（1968）、高齢を心配した家族の勧めにより久先生は東京へ転居し、関西合気倶楽部は閉鎖される。

しかし閉鎖後も門弟達によって稽古が続けられ、毎年合宿稽古が開催されていた。

昭和50年（1975）8月、久先生の指導と門弟達の総意により琢磨会が結成される。

琢磨会の名は阿波池田の千葉紹隆師範の提案により名付けられた。